痴漢冤罪について考える

満員電車に乗るときは必ず両手でつり革を握るmonoです。こんにちは。

 

痴漢に関する記事があったので、いてもたってもいられずブログ記事を書きました。

http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/180411/evt18041117190039-n1.html

 

1.記事より

 「触らない痴漢」が急増中だと4月初旬に報じられて以来、「新しい痴漢」の存在をよくぞ知らしめてくれたという賞賛があがる一方、冤罪が増えるのではないかと危惧する声が消えない。冤罪を危惧する人たちは、匂いをかぐなどの新しい痴漢が、予想以上に悪質とされることを知らないだけではないのか。ライターの森鷹久氏が、匂いをかぐ、髪の毛に顔を埋めるなど偶然を装った新しい痴漢の形態についてレポートする。

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「触らない痴漢が存在する」

例えば、満員電車で隣り合う女性の頭に顔を近づけ「匂いをかぐ」。これが痴漢に当たるのだとしてネット上で話題になっているが、女性からは「わかる」「経験がある」といった声が上がっているのに対し、男性側からは「息もできないのか」「電車に乗れない」などといった困惑の反論が続出している。

決め手は「相手がどう感じるか」ということに尽きるらしいが、確かに「痴漢かどうか」の線引きは難しい。悪気はなくとも、セクシャルな言動によって相手に不快な思いをさせてしまう可能性は誰にでもある。ネット上では「防衛策は異性と接触しないようにするしかない」などと必然的な意見も飛び出すほどであるが、複数の女性に冷静に話を聞いていくと、痴漢やセクハラの悪い意味での進化は、どうやらありえないわけではない事実のようでもある。

 「体を堂々と触ってくる痴漢は減った。でも電車の動きに乗じて下半身を押し付けてくる、髪の毛に顔をうずくめてくる、といった男性が増えた」

こう話すのは、十代なかばから電車やバス内での痴漢被害にあい続けてきた女性(25)。“堂々と触ってくる”痴漢であれば、手を払いのけたり睨み返したり、声を上げて痴漢を指摘し、周囲の客らと協力して、駅員や警察に痴漢男を告発できた。しかし、前述のような偶然を装った痴漢疑惑については「私の勘違いかもしれない」「偶然かもしれない」といった思いが先行し、具体的な対応策が取れない場合がほとんどだという。

この魅力的な女性の場合は、あまりにもこんな“疑惑”が頻発することから、男性らが意図的に行っていることを確信するようになった。また、別の魅力的な女性も痴漢と同じく性的な目的をもった「新たな手口の疑惑の存在」を訴える。

「お店にほぼ毎日のようにやってきては、商品について話を聞くふりをして、何時間も話しかけられる。彼女はいるのか、一人暮らしなのか、出身や年齢は……と、個人情報を聞き出そうとしてくる。ひどい時は3時間近く相手をしなければならない。相手はお客様だから対応せざるを得なく、店長や本社に相談してもどうしようもない。警察を呼ぶわけにもいかないし……」

 こう話すのは、神奈川県の巨大ショッピングモール内にある女性向けアパレル商品店で働くMさん(28)。女性向け店舗に男性が来る、といった部分だけでもある種の“意図”を感じるが、店員は客を無視できない、という立場を悪用しているらしく、様々な方法で女性に接触を試みる。わざとモノを落として女性に拾わせて体に触れようとしてくることもあった。「セクハラ」も日常茶飯事であり、胸が大きい、足が細いなど、男は「女性をほめている」つもりなのかもしれないが、女性にしてみれば気持ち悪すぎる発言が繰り返される。

近隣の女性向け下着店には「妻のもの、娘のもの」を買いに来た、と白々しいウソをついて、下着や女性客、女性店員を定期的に物色しに来る男性もいるのだという。セクハラ行為であるだけではなく、ほかの女性客が気味悪がって店を出て行くこともあり、もはや立派な営業妨害にもなっている。

「退店してくださいとキッパリ言えないから仕方なく会話を続けるのですが、それが相手を勘違いさせているのかも……」

当初は、シフトに入る時間や日程を変更して何とかやり過ごしていたが、ついに我慢ができず、別の店舗に逃げるように異動した。ある日、いつものようにやってきた男性客が、胸ポケットにスマホを、紙袋にはデジタルカメラを忍ばせているのを発見し、警備員に報告。警察沙汰になって、男から“報復を受けるかもしれない”と感じたからだ。

 「商品の説明をしているときに、ふと足元を見ると、床に置かれた紙袋の隙間にレンズが見えました。店長にその場で相談し、すぐ警備員を呼びました。男性はもう二度と店に来ない、と警察に話したようですが、とにかく怖くて…。遠く離れた店舗に異動願を出しました。」

筆者も女性向け雑誌編集者だったころに、女性向けアパレル店が入る東京・渋谷の有名ビルの店員、ビル運営者から同様の報告を幾度となく聞いていた。相手が店員で何もしてこない、断りづらいという関係性を悪用し、むやみやたらに話しかけたり前述のように盗撮したり、さらに盗撮した写真や動画がネットで販売されていることだってあった。

単なる変態趣味であるだけでなく、被害女性の写真や動画を使って「金儲け」までしてしまおうとするその思考には反吐が出る思いであるが、これが現実であり、今なおこうした野蛮な行為に手を染める連中がいる。主に性犯罪事件を担当する警視庁関係者も、次のように漏らす。

 「金になるから、といって男性から依頼された女性が盗撮するパターンもある。過去には、報酬を受け取った女性店員が更衣室内を撮影していたことが発覚し摘発された事例もある。セクシャルな事件には様々な形があり、事件化したときに唖然とするような手法が用いられることが多くなってきている」

触らない痴漢がある--。

男性である筆者も、こうした指摘を受けギョッとし、そして腹が立った。女が一方的に不快と言えば、男は何もできなくなるじゃないか……と。しかし「新しい痴漢」は確実に存在し、様々な手法でもって女性にセクハラを働く男も減らない。「俺は違う」「男がみんなそうではない」と思うのなら、そうした卑劣な連中を、男性自身が厳しく追及していくほかないのだ。

 

2.筆者の論理展開に関する疑問

monoとしては、筆者の結論、「「新しい痴漢」は確実に存在し、様々な手法でもって女性にセクハラを働く男も減らない。そうした卑劣な連中を、男性自身が厳しく追及していくほかない」には大賛成。しかし、冤罪の恐怖におびえる一男性としてmono申したい。

この記事には大きな議論のすり替えがあるように思います。冒頭で「触らない痴漢が存在する」とし、犯罪なのか偶然なのか判別しずらい、つまり、だれもが「冤罪」で犯罪者とされうるものを取り上げながら、中盤以降は明らかに犯罪である例を取り上げていることです。

monoとしては、自分自身の経験上、前半部分の取り扱いに大きな違和感、誤解を恐れず言ってしまえば「すさまじい憤り」を感じずにはいられません。この記事の筆者も「男性側からは困惑の反論が続出している」と触れてはいますが、この点に関する詳細な言及は皆無です。

だから、ですよ。女性の側からの思いは代弁されている(と思われる)ので、monoは男性側からの困惑の反論をもっと具体的に伝えたいわけです。

 

3.どうしろと言うのだ!

満員電車はmonoにとって恐怖の場所でした。それはもちろん「何かあったら痴漢冤罪に巻き込まれる」から、です。だから、そういう電車に乗るときはできるだけ妙齢の女性から離れられる場所に乗れるよう意識しました。

痴漢冤罪に巻き込まれたらどうなるかわかりますか?下手すりゃ実名報道、もしくは起訴されて会社を首で人生終了です\(^o^)/。つかの間の性欲をほんのちょっと満たすために痴漢行為をするほどmonoはバカではありません。

でも、実際の経験談として、魅力的な女性の近くに押し込まれることもありました。そうなるとどうなるかわかりますよね。向かい合っていようが同じ方向を向いていようが、女性のにおいをかがざるをえないのです。あなたはこれを痴漢と呼べますか?

もっと白状しましょう。男性は魅力的な女性に相対した時、時として身体の一部分が変形してしまいます。女性にはわからない悩みです。そんな風にしたくなくても生理現象としてそうなってしまうのです。

女性がそういう状況になった時、どうなるかはmonoにとってはどうでもいいことです。でも、外見的にばれることは無いのは想像がつきます。でも女性の皆さん、想像してください。そうなったときに痴漢として逮捕される気持ちを。

 

4.で、どうするの?

monoはやはり思うのです。いっそのこと、女性専用車両をもっと増やすか男性専用車両を作ってしまうのはどうか。ベタな解決方法ではありますが。で、男女混合の普通車両はもう痴漢に関しては治外法権にしてしまってはいいのではないかと。