この先、どんなネットショップが生き残っていくのだろうか

ネットでの物品販売をはじめて10年、楽天に出店して9年のmonoです。こんにちは。

今回は、これまでの経験はほとんど振り返らず、ネットショップのこれからを妄想してみたいと思います。

 

1.海外直販の流れが加速する

ネットショップ運営の仕事が軌道に乗り始めた2010年ころ、monoが最も恐れていたことは、「注文は日本から」、「発送は直接海外(中国)から」という、ネットショップですら産業空洞化が進むのではないか???という懸念でした。

こうなってくると、monoのような弱小ネット通販業者は、価格競争に敗れて廃業するしかない・・・。だって自分のような業者がいなくても成り立つビジネスモデルですから。

で、現在。なかなかそうはならないなぁーと安穏と過ごしておったのですが、ところがどっこい、よくよく考えると、もうとっくに確立されてるではありませんか。FBAという形式をとって!!!

FBA、「フルフィルメント by Amazon」のことです。これわからん人ほっときますよー。義務教育やないんやからねー。ウィッ、ウィッ、ウィッ。(テント(漫談家)風)

昨年末に中国仕入れをしている方から話をお聞きする機会があったのですが、その人の物品販売の手順を私なりにまとめると・・・

 

1.売れている商品をAmazno上でリサーチする

2.それをAribaba上で見つける

3.見つけた商品をまとめてAmazonのFBA倉庫に送らせる

4.売れている商品に相乗り出品→販売

 

という感じです。つまり、一度も商品に手を触れることなく、売買を完結させているのです。

・・・中国仕入れで輸入物販をされている方にとっては何をいまさら、と思われるかもしれません。しかし、これってAmazonを介した「海外直送」と言っても過言ではないでしょう?

ネット通販の新世代形態の一例だと思うのですが、この流れはまだまだ続くと思います。楽天さんも倉庫業でAmaznonFBAの後追いをしたものの、とりあえず大コケしました。でもどこかでリベンジしてくるでしょう。

話はずれて、ちょっと役立つ情報ですが、FBAのマルチチャネルサービスを楽天での注文に使用することは避けた方が良いです。ばれると検索順位がどえらく下がります。本当ですよ。

次にやってくるのはやはり本当の直販でしょう。窓口がAmazonになるのかタオバオ・アリババになるのかはわかりませんが(大逆転で楽天さんもあり?)。

 

2.中小ネットショップの怒涛の淘汰は続く

そりゃあ続くでしょう。それが世の中の流れというものです。グローバリズムというものです。monoもショップを運営していく中でいくつかの競合ショップやフォロワーが楽天から退店していくのを経験しました。

つぎはmonoが淘汰される番です。わかってはいますよ。これ読んでるあなたも同じ境遇かもしれませんね。大店法やネット通販がちまたの商店を駆逐したのと同じ理屈です。

楽天を例にとると、ある程度残っているのは

 

1.何でも売っている、ある程度専門分化された大手

2.何でも節操なく激安で売っている薄利多売店舗

3.ニッチなところであまり売れなさそうなものを扱う中小

 

というところのような気がします。つまり中小で大儲けはもう厳しいのではないかと。でも、生き残れる可能性はあると信じたいですよね。

 

3.どんな店舗がネットのレッドオーシャンをサヴァイヴできるのか

こんなのわかれば苦労しないです。でも私なりに考えていることを列挙します。

 

1.オンリーワンのオリジナルを販売できる

2.中国以外からの仕入れルートを確保する

3.SNSを使いこなす

4.ある程度の在庫を抱えられる倉庫キャパを持つ

 

1.は中小のネットショップが生き残るうえで必要なことだと思っています。これができればブルーオーシャンとは言わずとも、そのネットショップで働く人々の賃金をペイできる「適正な価格設定」ができると思います。

2.中国仕入れ=競争が激しい。売れる商品はすぐに競合します。もう、バングラディシュにでも行かないとやっとれませんよ。本当。

3.若い世代のネットの利用方法は日進月歩のようで、すでにネットショップでもSNSからの流入が「検索流入」を上回りかねない状況になってきています。ここを派手に突破できれば少し光が見えそう。

4.これは1とかぶるのですが、オリジナルの作成はMOQ(最小ロット)が大きくなりがちのため、それを抱えられるくらいのキャパは必要なると思います。

 

てな感じで手堅く?まとめてみました。20年生き延びる起業家を目指して頑張りたいと思います。